塩山→(県道38・国道140)窪平→(県道210)杣口 |
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地元おやじにタクシー運ちゃんの突き刺さる視線とツッコミを受け流しつつ、いつものように自転車を組み立て、近くのコンビニで補給物資を仕入れ、7:00塩山発。
雁坂峠への国道から分岐、牧丘町中心部を抜けてゆくと、タクシー運ちゃんの予言通り、低く重く垂れ込めていた雲が晴れてきました。残っている雲の下、気温と湿度は急上昇してちょっと苦しくなってきます。
それでも県道から杣口林道に突入すると、木陰の涼しいつづら折れになり、一安心。涼しい空気に鳥の声が快適です。杣口林道も拡幅が進行中で、つづら折れ部分を除いた上の方からどんどんやっつけているようでした。尾根と谷を巻きながらぐいぐい高度を上げる細道の印象は次第に薄れつつあります。
金峰牧場から先、渓谷に入った所で崩落(?)現場に遭遇。2箇所で掘削中で、自転車は一応通行可能ではありましたが、1箇所は数10mの担ぎ、もう1箇所は上下での自転車受け渡しが必要な、かなりの難所でした(と、そのときはまだそう思っていました)。
ここから先は斜度が一段落して、静かなカラマツの道が続きます。森の中に響く鳥のウグイス、ホトトギス他山鳥の声、美味しい水場、天国のようなひとときの安らぎ(?)が続きますが、世の中そんなに甘くない。
やがて再び登りが始まりますが、もはや峠まで完全に舗装が完了していて、かつての砂ダートの果てしない感覚はありません。みんなで楽しくおしゃべりしながら「え、こんなに早くここまで登っちゃったの?」という感じで、記憶の中の各ポイントを次々通過します。
記 2003.5/24