Canon NewFD300mm 1:4.0L |
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1994/11 北海道標津郡中標津町開陽台にて |
種類 | 望遠 |
マウント | キヤノンFDマウント |
構成枚数 | 7群7枚 |
対角線画角 | 8°15′ |
最小絞り | 32 |
距離目盛(m) | 3〜50・∞ |
フィルター径 | 差込34mm |
フード | 内蔵 |
専用ケース | LH-D24 |
寸法 | L207mm×φ85mm |
重量 | 1,070g+三脚座145g |
発売日 | 1980年5月 |
定価 | 本体\186,500 |
参考リンク |
Canonカメラミュージアム Photography in Malaysia>Modern Classic SLRs Series |
1994年、地元カメラ屋で、ほぼ新同美品が3万台で出ているのを見つけ、しばらく悩んで購入しました。
開放から高コントラスト&シャープの高画質、絞ってもそう画質は変わらないタイプ。ほとんど同じ外観とレンズ構成なのに、わざわざ300/4と4Lを造り分けただけのことはあります。というより4と外観を同じにして極力コストダウンを図ったということかも。328の普及版というイメージが強いですが、カメラ毎日「カメラ・レンズ白書」によると328フローライトと同格の画質とのこと。
その評価の通り、鮮やかな発色に恐るべき抜けの良さ、ピントも非常に合わせやすく、屋外で手持ち主体ならこちらの方が余程使いやすいシチュエーションが多いでしょう。
とはいえ、300mm画角は一般用途で常用するにはちょっと特殊、それ以上に大きさと重さでどこにでも持っていくというわけにはいきません。購入後、どうしてもこれを使いたくて、1994年秋に非自転車北海道旅行で使ってみました。ここぞというとき、このレンズはひょいと覗くだけで何でも絵にしてくれる切り取り能力を持っていましたが、いくら328より軽いとはいえ、やはりでかくて重い。これを持って行くための旅行、すなわち撮影旅行じゃないと、なかなかついでに使う訳にはいかないのを思い知りました。
特に自転車ツーリングでは致命傷となるサイズ・重量です。翌年、北海道出発前夜に随分悩んでバッグに入れ、出発直前に結局持っていくのを諦めたことがあります。
でかくて重くて三脚座まで付いているので、T90を付けるとなかなか格好は良く、気が乗らない腕立て時に「これを手持ちで使うぞ」とモチベーションを上げるためによく使いました(笑)。でも2年間撮影には使わなかったので、結局売ってしまいました。
記 2006/6/25