2000.7 2号車完成


 現1号車は最初の1年で走行距離が9000km以上に及びました。
 自転車1台でこれぐらいのペースだと、メンテナンスの間自転車に乗れなくなるのがつらい。周囲の友人を見ると、2台以上あった方が何かと都合も良さそうに思えます。

 某友人のミニベロのあまりのカワイさに、一時は20インチに流れかけた私でしたが、自分の自転車として真面目に実現に向かって前向きによく考えると、予備パーツ確保の問題に突き当たってしまいました。つまりチェーンホイール・フリー・タイヤ・前後ホイール・キャリヤなど、2種類の予備を常に持ってないといけない。
 それなら650Aパスハンターにしようかとも思ったのですが、折角汎用性が売り物のランドナーなのに、こっちは●●用、こっちは△△用って決めてしまうのも何だか本末転倒みたいでもったいない。ああいうのって、単純にオーナーが新車を作るためだけの大義名分なのではないか?
 とすると、2台目も650Aランドナーしかないのかな?と漠然と思っていた所に、
  ・まめさん、アラさんにブレーキレバーを押さえていただいた(お2人に感謝!)
  ・自分でホイールを組んでみた
  ・気がつくと、「とりあえず」1台分組めるパーツがそろってしまっていた
   (昔付けてた中古パーツなんかもあるので、実際にはいろいろ買う必要はある)
てな具合にとんとん拍子で条件がそろってしまいました。置き場所もとりあえず何とか大丈夫。

 結局、2台目の路線としては、「乗り心地良く丈夫に」という基本路線は変えないことにしました。また、可能な限りスペアパーツの合理化・共通化(または調達のしやすさ)も考慮してパーツ選択を行うことにもしました。
 今の自転車の代車なんだからあくまで代車というか、要するに1号車との完全共通運用という命題から、ほとんど自動的にいろいろ決まってしまったわけです。

 ということで、3月下旬、今野さんといろいろ話してきました。
 色は4代目と同じ青ですが、今回のにはエアブラシで白く「スモーク」を入れてもらうことにしました。ちょうど青地に大理石みたいに模様が入っている感じです。ランドナー系の薄緑・茶色メタリックの世界に比べると、かなり派手派手な気はしますが、個人的にはけっこう気に入っています。
 また、今回はヘッドラグ・エンドのメッキもお願いしました。メッキって言うとあっち系の人のチェック対象になりそうで、ちょっと躊躇しましたが、魔が差しました。

 ダボ関係も4サイド仕様の各エンド2個ダボは変わりません。その他にもディティール関係は自分でもあきれるほど変わらないのですが、今野さんは一人で「うーん、どこを変えるかな」とか悩んでいました。
 強いて言えば、カンティブレーキ台座を、今使ってる650Aの位置よりも2・3mmm程度内側の650Bの位置にしたこと。ガード位置は650Aなので、実際にそんなことやるやらないは別にして、時々650Bホイールを入れて、「スーパーランドナー」とか「ミシュランワールドツアー」とか、名品のタイヤを楽しもうと思っていました。

 フレームが送られてきたのは6月下旬。
 青スモーク・メッキは、綺麗と言うよりも思っていたよりもはるかに派手派手で…丸尾君というよりも花輪君の自転車。もっと言うと花形満の自転車(おれ花形満か?)。少女漫画の花バック、多少ロココ調入ってると言うか…ちょっと見たこと無い雰囲気の自転車になりそうだな、と思いました。

 シートチューブは今までのと比べて少し寝ています。リアセンターはちょっと短め。シートステイがほんの少し細くてフォークはほんの少し太い。
 フレームが届いた晩は、2時までかかってBB〜チェーンホイール、FD/RD、サドル・ハンドルまで取り付けました。フレームが派手だからか、真っ赤っかのTA ALIZEが意外にもしっくりなじんでるのが意外でした。
 フレーム関係がなにしろ派手派手なので、FD/RDはやっぱりごついサンプレで正解のようでした。

 いつも思うのですが、組んでみるとランドナーはほんとにパーツが多い!
 木曜深夜にはワイヤー・チェーン張り、金曜は激残業でガード加工は土曜日に。「忘れてた」らしい(笑)加工キャリアの到着が遅れていましたが、北海道Tourサイドバッグ仕様の日東キャンピーへ付け替えた1号車のフロントキャリアを転用して、ようやく日曜の夕方、完成しました。
 一時はどうなることか、と思った派手派手フレームですが、ガード・フロントバッグをつけてみれば、いつものランドナーの顔になり、一安心。乗り心地も、期待を上回る柔らかさと、びよ〜んと弾力みたいな感触もあって、乗りやすくて大満足。

記 2000.7/2

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Last Update 2003.2/20
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