1999.4 1号車完成


 3代目ランドナーが事故廃車になったその週の週末、再び今野製作所へ行ってきました。前回の発注で、セミオーダーにいい実感があり、今回は採寸台に乗せてもらって、憧れのフルオーダーにしてもらいました(実はセミオーダーだと思っていた)。

 この自転車から、自転車を自分で組んでみました。
 やってみると時間さえかければ意外と簡単なのと、何より調子の悪い部分が自分でわかってくるメリットがありました。今回もはホイールは前のを流用したのですが、そのうちホイールも自分で組むようになりました。
 パーツは極力先代の物を流用するはずだったのですが…ハンドルはこの際フィリップランドナーを使ってみたい、ブレーキレバーはアウター受ねじ込み式より普通の奴の方が輪行しやすそう、FD&RDは全金属製にしてみたい、等といろいろ欲が出て、けっこう新規パーツになってしまいました。
 のみならず、このあと3年ぐらいに渡って、機能向上・近代化などでかなりのパーツを入れ替える羽目になりました。

 さらっと組んでみたところで夜の23時過ぎから試運転開始。
 一言で言うと、まるで地面に吸い付くような滑らかで安定した走りが最高!前のと全然違う!路面の状態がよくわかるのに、まるで空飛ぶ絨毯みたいというか…何でこんなに違うのか。柔らかい傾向は似ているのですが、前のよりずっと柔らかくなっています。

 一方、チェーンがギヤにうまくはまらない!ちょっとでも力をかけるとなんかフリーの歯からチェーンが滑ってしまうのです。50×15に落としても安定しません。結局、50×17でようやくまともな動きに。 しばらく流して、調子に乗ってシフトアップすると、ガリガリッとまたギヤが安定しません。ちょっとエッジの太いNKKのSusチェーンがトップ側ギヤへ干渉してるようで、手持ちのエベレストのチェーンに交換。 この状態で試運転すると、50×15は安定しましたが、50×13はまだガリガリです。RDをいじったところで1時過ぎ。

 何日かいろいろやって悩んで迎えた週末、地元富麻サイクル・今野製作所・長谷川さんでは皆が口をそろえて「フリーとチェーンの相性でしょう」とのこと。結局、ザックスの流用フリーを新品と交換したら、今までの苦しみが嘘のように解決しました! 原因は、磨耗したフリーを新しいチェーンで使うと決まって起こる現象のようです。
 長谷川さんでフリーを交換した帰りは環八→五日市街道を行きました。 50×15での起動、50×13での全速走行、たった3ヵ月弱なのですが久しく味わっていなかったような気がするランドナーの走りは、「これだよ、これ!」

記 1999.4/7

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Last Update 2003.2/20
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