北海道Tour19秋#14
2019/9/23(月)仁宇布→美深

仁宇布→美深  25km  RIDE WITH GPS

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路と航路

   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 外は明るくなってきたものの、プライベート牧草地の上空はかなりどんより目の曇りだ。こういうのは夏で慣れているし、天気予報で12時の桝から雨から想像できる範囲内の話である。

 荷物を積みに外へ出ると、寒い。温度計によると何と4℃。さすが毎日紅葉が進んでいるだけのことはある。しかし、出発がためらわれるほどじゃない。それに昨日夕方の段階でこの天気予報を見て、デマンドバスを予約しなかったのだ。自走で美深に向かう必要がある。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
北海道Tour19秋#14 2019/9/23(月)仁宇布→美深 北海道中川郡美深町仁宇布 ファームイントントにて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 それにしても天気に恵まれた、道北の旅だった。などと朝食の美味しいピザトーストを頂きながら思う。また来年の夏に来よう。

 昨日の朝より更に寒い4℃の気温に対しては、フリースと雨具、更にレーパン2枚重ねによる今回最高の防寒状態で望むことにした。しかし相変わらず手袋は無い。当面、あまり冷えすぎないように気を付けて、というよりもはや笑ってごまかすしか無い。
 6:50、仁宇布ファームイントント発。

北海道Tour19秋#14 2019/9/23(月)仁宇布→美深 北海道中川郡美深町仁宇布 ファームイントント前にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 流石冷え込んだだけあり、明らかに昨日よりも広葉樹林や茂みの紅葉は進んでいた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 道道49・道道120の交差点までに、早くもすっかり指先は冷えてしまった。仕方無い。昨日以上に襟に指を入れたり、時々停まって息で温めたりしながら、あまり風が強くならないよう速度を抑え気味で、そして極力遅くならないように下ってゆかねばならない。

 途中の茂みや広葉樹林は、やはり明らかに昨日より色づいていた。この季節、こんな感じで毎日、あっという間に紅葉が進み、すぐに冬になってしまうのだろう。

 脚を回しながら下りだか何だかわからないぐらい緩い下りをだらだらっとしばらく進むと、時々まとまった下りが現れ、仁宇布川の谷は次第に高度を下げて行った。

 昨日もこの時間同じ道を通っているものの、単純に狭いだけと思っていた谷が時々少し拡がるのがわかったり、景色が登場する順番が序列を持って把握できたり。さすがに2日続けて通っているだけのことはある。

 班渓から先、美深の盆地は濃霧が垂れ込めていた。霧の中には明るい印象は全く無く、何時雨に変わっても不思議じゃない感じである。谷間区間に比べて何となく気温が高いのもそれっぽい。

 そうか、もうこのまま天気は午後の雨に推移するんだな。帰路に就くには良いタイミングである。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
北海道Tour19秋#14 2019/9/23(月)仁宇布→美深 北海道中川郡美深町美深 美深駅にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
 

 7:50、美深着。
 普通に下って美深駅まで1時間。昔は班渓まで40分ぐらいで下り、もう美深到着だと思っていたこともあったな。その後班渓から美深市街までそこそこの時間が掛かって目論見が狂った事が何度かあって、今はもう班渓から美深がそれなりに距離があることはわかっている。

 自転車を片付けて袋にしまい、ちょっとコーヒーを飲んだらもうホームへ出てしまう。こういうのんびりしたホームで列車を待てる機会もしばらく無いはずだ。

北海道Tour19秋#14 2019/9/23(月)仁宇布→美深 北海道中川郡美深町美深 美深駅にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 端部のコンクリートがよれっと逡巡していたり、ホームが少し内側でコンクリートと砂利の境界がうやむやなまま砂利に替わって草が生えていたり、案内板がちょっと錆びかけていたり部分的に妙に新しかったり。どんより薄暗い空は寒々しいものの、これはこれで大変贅沢な旅の時間である。

 

 9:06、サロベツ2に乗車。和寒辺りで雨が本降りで降り始めた。期待通りに無印261系は塩狩峠をびゅんびゅんぶっとばし、峠でちょっと意外に減速して蘭留へ普通に下った後、平地を爆走してくれた。これで110km/h制限なのだから恐れ入る。考えてみれば261系も何と登場20年以上。最近はこの力強い走りこそ261系一番の芸風なのだ、と楽しみにするようになってきた。
和寒→塩狩 動画6分58秒 蘭留→北永山 6分35秒

 10:16、旭川着。旭川空港へは11時発に富良野バスのラベンダー号がある。その次は路線バスが11:10。その後バスは13:35まで途絶えてしまう。
 旭川駅で何か食べてもいいかなと思っていたものの、朝食をしっかり食べることができたので、次に空港でお昼を食べれば十分である。駅1階のお土産屋を少し物色してから、まさか自分がラベンダー号に乗る日が来るとは、等と思いながら小雨そぼ降るバス停へ向かった。荷物が大きいので、バス停でなるべく列の前に並んでおく方がいい。

 

 しかしバス停に着いてみると、何と10:35に路線バスがあった。Webの時刻表には載っていなかったので、或いは臨時か何かかもしれない。各停のため、途中ほぼノンストップのラベンダー号と空港到着は10分しか違わないが、「行動は早め早めに」が、通勤電車遅延時の鉄則である。
 というわけで、10:35の路線バスに乗車。市内を各駅停車しながら車窓は市街から次第に郊外へ変わってゆく。田んぼが続き始めると、間もなく旭川空港だ。この間ずっと雨が降り続き、というか大雨に変わりつつあった。

 11:15、旭川空港着。手荷物預かり11:30開始とのこと。出発ロビーにはどこかの体育系系合宿っぽい人々が巨大バッグと共にうじゃうじゃしていたが、列として並んでいる人は一人も居なかった。ラッキー、この際一番前に並ばせて戴く。案の定手荷物預かりが始まると、すぐに体育会系合宿の皆さんが大きな荷物を持って押し寄せ、長蛇の列ができた。11時発のバスに乗っていたら、手荷物預かり完了は確実に20分以上遅れていることだろう。
 早めに荷物を預けられた分、新開店したばかりのフードコートで昼食することができた。フードコートは開店お祭り中、大賑わいでやかましく、イベントのフォークもやかましかったものの、この人出だとフォークが無くても人出だけでうるさいだろうとも思う。

 早めに行動して早めに搭乗待合室に辿りついても、結局エアドゥ羽田便は20分遅れの13:45発とのこと。ちなみにJAL便はもっと遅れているようだった。やるねエアドゥ、流石道民の翼。
 などと思いながらクラシックを飲み干す。美味しい、大ジョッキ瞬殺だ。しかし2杯は飲み過ぎだということがわかっている。何かと完全に思い通りにはいかなくても楽しい、4日間だった。

北海道Tour19秋#14 2019/9/23(月)仁宇布→美深 北海道上川郡東神楽町東2線 旭川空港搭乗待合室にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

記 2020/2/2

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Last Update 2020/2/29
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