横浜→新子安→大黒ふ頭→鶴見仲通
→千鳥町→浮島→羽田旭町→蒲田 94km
島さん、お疲れさまでした&楽しいOFFをありがとうございました。
横浜遅刻&地図忘れと、かなりのダメ幹事でしたが、地図を貸していただいて蒲田にたどり着くことができました。
基本的に京浜工業地帯を自転車で巡るのが目的のこのポタ。今回は前回の未済区間から回ることを主眼に、横浜発としてみました。その横浜、当たり前の話ですがやはり前回の大田区下町とは違う、横浜ならではの景色を楽しめました。
駅周辺の再開発マンションや商業施設地帯から少し進んで現れた、小割りで小振りの住宅地や運河、細道、そして貨物線。それはMM21や関内とは違う、いかにも海辺の町を感じさせるものでした。
全体的にそれらの景色は古びていて、島さんの口から「昔の日活映画」という言葉が良く出てきたのが印象的でした。
緩やかにカーブしながら運河に沿ってずっと続く道には「浜通り」と名前が付いていて、埋め立てでできた運河の対岸や高速道路が無ければ、いや、脳内画像処理で簡単にかつての砂浜の風景を想像できます。
低い軒のこぢんまりした民家に番屋(?)、どこまでも続く細道が、やはり海辺の町らしさを感じさせます。
「異国情緒じゃない横浜」と、またまた島さんの的確な表現が冴え渡ります。
ところが、新子安の先で大黒埠頭へ向かうと、その景色は一変。
大黒町、宝町、恵美須町では、前回の川崎を彷彿とさせる工場群が登場。
そして広い運河をを高く登って越える大黒大橋、大倉庫や海外コンテナの並ぶ大黒ふ頭は、前回川崎の東扇島のような物流倉庫地帯。とにかくメガスケールの広大な空間、巨大建造物の世界です。
大黒ふ頭の先端は、大黒海づり公園。
▼大黒海づり公園にて 展望270°(Quicktime VR) 画像上でマウスをドラッグしてください
突如目の前に本牧辺りの景色、そして房総半島の向こう岸の景色が登場します。意外な程間近に見えるそれらの距離感と、朝いた横浜駅前辺りのビルがかなり小さくなっているのを見て、改めてこの大黒ふ頭がいかに東京湾に着き出しているかを理解します。
大黒ふ頭の道では、終始辺りは物流倉庫、大型コンテナばかり。岸辺には外国の貨物船が停泊し、空中にはベイブリッジに高速道路とジャンクションがのたうち回ります。
それらはやはり我々の日常生活からはかけ離れたスケール感で、この首都圏の物流ボリュームのすさまじさに気づかされると同時に、あまりにそのボリュームは大きすぎて蜃気楼のように生活感皆無の光景です。
大黒町から大黒ふ頭へ、脇道をローラー作戦状態でつぶしている間に、あっという間に2時間以上が経過。こんなに大きな島だとは思っていませんでした。
ちょうどお昼過ぎなので、島さん情報の「ヤージ小(グヮー)」で沖縄そばで昼食に。
昼食後はもう前回既知の川崎市川崎区。▼末広町にて 展望270°(Quicktime VR) 画像上でマウスをドラッグしてください
浜川崎から千鳥町、浮島のコンビナートへ。
今日前半の大黒ふ頭周辺とほんの少しキャラが被る東扇島は省略し、代わりにど迫力のプラント群のはしごとなりました。
祭日は工場休日とはならないのか、前回と違う音や、通りにまで何となく漂う異臭など、やはり何度見ても見応えがあります。
▼浮島にて 展望240°(Quicktime VR) 画像上でマウスをドラッグしてください
最後は羽田の大鳥居を見物し、京急蒲田駅近くのニイハオで餃子打ち上げ。
というわけで、一応曲がりなりにも横浜から川崎経由、蒲田に辿り着くことができたのでした。8時集合が非常に大きかったとも言えますが、前回、いや、最近のポタ企画では、迷走主体の言葉本来のポタとは言え目的に地辿り着けないことばかりだったので、その達成感は非常に大きいものでした。
このコース、今日のように横浜→川崎方面とする方が、何かと都合が良いように思われます。次回はコース完成版として、横浜→川崎方面で計画したいと思います。
記 2010/3/23