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切久保→(村道)神城→(国道148他)飯森
(以上#1)
→(国道148)沢渡→(村道・市道)南神城
→(市道)中綱→(小熊黒沢林道)鹿島槍スキー場
(以下#3)
→(小熊黒沢林道他)山崎→(国道148他)信濃大町
43km
神城からは国道東側の裏道へ。佐野坂峠のダートへ向かいます。
集落を抜ける生活道路のような細道では、子供が道ばたで遊んでいたりします。楽しそうで落ち着いた表情の良い道です。昨日の神城の盆地は、右側下手の国道148の向こう側。この盆地、そう広くないですが、なかなかツーリング向きの楽しい道が一杯です。
大糸線沿いの道は南神城駅の前を通過。森が一度開けて気が付くと、周囲はすっかり山裾状態。
スキー場の入り口から登り始める佐野坂峠への登りは、何だかスキー場側へ足を進める方が何だか自然な気がして、この古くからありそうな名前付きの峠道が、軒を貸して母屋を乗っ取られたところを見たような気になります。
入り口のそんな印象とは無関係に、細道はすぐダートに変わり、しずしずと峠へ向けて登ってゆきます。峠道のすぐ下には大糸線が走っていますが、思えばここで大糸線も青木湖へとけっこう登っていることになります。
高校生の頃この大糸線に乗っているのですが、まあ当然のように夜行列車での疲れが出て、確か殆ど寝ていたような。この峠が分水界となっている地形のおもしろさを知ったのはほんとに最近のこと。何事も予習が必要です。
10:15、佐野坂峠着。一旦ここでみんな合流して出発します。
下りきると青木湖畔。湖畔とは言え、木立の道からはあまり湖は開けません。1ヶ所景色が開けますが、もう湖畔を北端から南端へ下り切るすぐ手前なのでした。
青木湖の次は中綱湖。
湖と言うより池のような大きさですが、雑木林から集落を抜ける湖畔の細道は、ぐっと狭くなって空間感覚が身近に変わり、楽しい道です。
▼中綱湖畔〜中綱 動画1分49秒
11:15、中綱着。日射しはぽかぽか、昼から雨の予報ですが、その気配は全くありません。問題無く小熊黒沢林道へ向かいます。
取り付きを10%でぐいぐい登り始めるのはよくあるパターン。すぐに高度が上がります。
登る道と一緒に山を登っていくのは、スキーのリフト。また、ところどころで森が開けるのは、スキーのコースなのでしょうか。紅葉の道から紅葉の谷間を見渡しながら、それぞれのペースで登っていきます。
途中から一旦一段落した斜度でしたが、終盤で再び一気に急に。最後でがつんと来るタイプの登りです。
小熊黒沢林道からスキー場前まで全員到着した段階で12時過ぎ。雨の予定は良い方に外れ、天気はまだ少し持ちそうです。こういう状況で、天気予報の「昼から雨」でもう頭の中が大町温泉一色になっているメンバーと、「行けるならもう少しこのまま行ってしまいたい」メンバーで意見が分かれます。
というわけで、ここで一行は温泉直行班と小熊黒沢林道初志貫徹班に分かれます。
記 2009/11/1