西武秩父→(国道299他)信濃石→(県道209・国道299)飯田
→(市道)合角ダム→(県道282)矢久峠
(以上#1)
→(林道西秩父線・国道299)志賀坂峠
→(国道299)神ヶ原→(国道462他)生利
(以下#3)
→(県道71)宮戸→(県道37)大淵→(県道44)中寺尾
→(国道299他)西武秩父 104km
11:20、矢久峠着。標高800m強にしちゃ暖かく、ぽかぽかの日差しが気持ちいい、静かな峠です。
そしていよいよ西秩父林道。のはずですが、矢久峠から分岐いたのはあやしげなダート。
途端に背後からロードの皆さんのトゲトゲ光線と殺気を感じます。「あれ〜、こんなはずじゃないんだけどなあ〜」とか笑ってごまかしながら突入すると、そんなに路面は荒れていません。よしよし、一安心。
しかもすぐに舗装区間が開始。
その後も時々ほんとに部分的にダートは現れたものの、至って砂利や凸凹の少ないかなり良好な路面。
ロードの皆さんも「問題無いよね」とのことでした(よね!)。
上の方には次第に二子山の岩肌がちらちら。けっこう登ってきたのにぽかぽかの道ばたには、至るところで冬眠明けのタテハチョウが飛んでいるのが見られました。
矢久峠への登りで麻痺した視覚で見た目にはあまり登りは感じませんでしたが、いやいやいつの間にか900m超。
最高地点の後は、600m弱まで一気に山腹を急降下する激下り。途中には開通の碑もみられます。
山の彼方からバイクの轟音が聞こえてきて、まもなく唐突に国道299へ合流。長らく懸案だった念願の西秩父林道、拡がる景色はなかなか山深く迫力があり、良い道だったと思います。
静かな西秩父林道の後では、国道299はやはりどこか落ち着き無く居心地のあまり良くない、普通の田舎国道に見えるのでした。
12:50、志賀坂トンネル到着。お昼を過ぎてもやはりぽかぽかの日差しで、光にも勢いがあり、いよいよ春の到来を感じさせられます。
トンネルを抜けると神流川の谷間へ一気に下り。
夏でも涼しい上野村の谷間。この下り、以前師走に訪れたとき、峠なんかよりよっぽど冷え込んだ重い寒気が壁のように立ちはだかり、谷間に降りきったときには身も心も冷え切ってしまったことがあります。
今日はさすがに他と変わらぬ暖かさで、特に寒いということはなく一安心。
下りきった神ヶ原から入り込んだ奥多野街道こと国道462。神流川の渓谷、見上げる二子山系の岩山、そして断続する小集落、下り基調でてれてれ流しながら良い景色を眺めるのはは何ともツーリング気分一杯の道です。
この国道462、ところどころで集落の中へ続く旧道が分岐しています。こちらへ足を向けると、そこは交通量と言い生活感のある道の表情と言い程良い狭さの空間感覚と言い、更にツーリング気分満点の道が続くのでした
また、現国道がトンネルでばんばんショートカットする屈曲した谷間のところどころで、旧道は谷間を忠実にトレースし、渓谷の美しさもたっぷり味わえました。
13:35、万場の道の駅に到着。ここで昼食とします。
道の駅の建物の中を覗いていたら、前方不注意で車止めに衝突、1回転(した記憶は無いのですが…)してしまいました。幸いトップチューブ塗膜に亀裂が入った以外に破損・本人負傷も無く、運が良かったです。
参加の皆さんにはお騒がせしました。まあ、あんなところに何で車止めがあるのか、ちょっとひどいんじゃないかという気もしますが、全面不注意だったのは事実でした。以後気を付けます。
かなりボリュームたっぷりのお蕎麦を戴き、14:35、道の駅を出発。ここの地図によって、これから向かう土坂峠が「つっつぁかとうげ」と読むことが判明したのでした。
記 2009/3/21 追記 2009/6/1