頸城の秋08 #1
2008/11/1 うらがわら→朴の木

うらがわら→(県道61)横住→(県道278)高谷
→(国道403)経塚峠→(市道・林道)朴の木   17km

高谷の国道405合流点 RICOH GR DIGITAL 2 GR5.9mm1:2.4 赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 事前の天気予報では、訪問予定の3日間ずっと雨マーク。それが前日夕方になってやや好転し、朝の天気予報で新潟地方が午前中〜お昼前には晴れるとのこと。せっかく4時半に起きたのですが、早朝の天気図はやはりどうもあまり晴れっぽくありません。転機が変わるのが遅くなったのかも。山間だしな。等とうじうじ後ろ向きの考えしか浮かびません。
 結局挫けて(笑)出発は10時過ぎ。連絡も調べないで成り行きのまま到着した越後湯沢で、案の定小雨を前にして想像以上の寒気に凍えつつ、乗り継ぎのほくほく線を待つこと1時間。

 その間ヤスごんさんとばったりお会いして、うらがわら出発は15時過ぎ。

うらがわらから横住、高谷経由で朴の木へ 赤は本日の経路

 まずは地図には書いてある裏道を探しつつ、国道253をなるべく避けて県道61の分岐へ。つながるようなつながらないような細道で、途中では瞬間担ぎ含み。まあ今日は時間はあるので、宿に早く着きすぎないためにはちょうどいいようなもの。

 県道61で高谷川の谷間へ入り込みます。高谷というのはこの谷を遡ると辿り着く、山間の集落の名前。

 やや開けた下手の集落熊沢をしばらく遡ると、高速道路のような工事中の橋が登場。立派そうなトンネルも続いています。工事の看板を読むと、国道253のバイパスとのこと。東頸城一の幹線道路といえども混雑するほどではない国道253。バイパスなんて要るのかという気もしますが、この山の中を車が忙しく通りすぎる日が来るのかもしれません。

 法定寺から横住へ、秋の里の景色が浅い谷間に続きます。

 横住から谷を逸れて山間へ登って行く県道61から、そのまま同じ高谷側の遡上を続ける県道278へ。

 道がぐっと細くなり、次第に脚に重力を感じ始めます。

 まあそれでも道ばたに続くのは秋の山里の景色。景色を眺めて、程よくのんびりと進みます。

 真光寺、谷と断続する集落を過ぎる間に、次第に谷間が狭くなってきました。

 99年夏の訪問では緑が生い茂り、高谷川の淵を包む木立がとても涼しげだったのを思い出します。そういえばギンヤンマもびゅんびゅん飛び交っていました。

 突然激坂が開始。脚に結構堪える坂です。

 まあ頸城ではこれぐらいの坂珍しくも何ともありません。やはり99年夏の訪問では、かなり暑い日だったため、このあたりでくらくら来たのを思い出させられました。▼動画18秒

 15:55、高谷到着。とりあえず道を登り詰めると国道405に合流です。

 

 信越県境の山裾をくねくね辿る細道の国道403。この辺りでは一番山間の集落を繋いでいます。それだけにアップダウンはあってもあまり一方的なものではなく、山里の細道とはいえ比較的安定した道の印象。風景もくねくねした道から上下方向への拡がりもあり、もうすっかり頸城まっただ中の気分です。

 と、前方の農家の物置前、横倒し自転車とその主を発見。それはパンク修理中のとし@鎌倉さんなのでした。

 パンク修理の間に程よく時は過ぎ、3人で再び出発する頃には辺りはいい感じの夕方に。

 経塚峠を越えて国道405から朴の木へ向かう林道へ。▼動画1分

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 途中で見下ろす朴の木ダムの谷間、所々で開ける周囲の山肌も次第に青い影の中に沈みつつあるのでした。

 宿手前で谷間に下って登り返す「愛の七曲がり」は明日に取っておくという名目で迂回の大人の選択。今回連泊の宿「カルチャーセンター田舎屋」に着いたのは17:00でした。

うらがわらから横住、高谷経由で朴の木へ 赤は本日の経路

 ほとんど走っていないですが、いや、まずは何は無くとも宿自慢の檜のお風呂へ。明るい内からいいお湯に浸かれるのは、早め到着者の特権です。

 夕食までの時間は、早くも呑みが始まります。ここで主役になったのは、kiyonagoさんがわざわざ買ってきてくれたどぶろく2本。お酒というよりまるでヨーグルトのようなまろやかな味わいに、2006年秋の民宿「ほほえみ荘」を思い出します。

 と思っていましたが、毎回夕食が美味しく工夫一杯の田舎屋、今回も山菜の天ぷらや和え物など山の幸満載、それでいて適度に変化のあるメニューで外しません。お焦げが美味しいお釜炊きの頸城の新米も味わい豊かで大満足。「来て良かった」を実感、さすがです。難と言えば、雨のためこちらが走り足りなくて思いっきりご飯を食べられなかったこと。悔しかったです。

記 2009/3/6

#2-1へ進む    頸城の秋08 indexへ    頸城indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topへ

Last Update 2019/7/25
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-9 Daisuke Takachi All rights reserved.