2006/8/6 FCYCLE夏OFF #2
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夏オフもいよいよ最終局面。解散予定時刻は9:20だったが、みんな起きるのが遅かったのもあり、しばらく誰も出発できない。
しかし時間は確実に過ぎ、記念撮影も終わり、気が付くと今日もぐんぐん気温が上がってきた。そうでなくても朝から暑さは絶好調、事前に目論んでいた大月→松姫峠コースなど、熱中症に罹りに行くようなものだろう。
というわけで、kiyonagoさんの下部温泉コースに混ぜてもらうことにした。
メンバーは、kiyonagoさん、でおすさん、rikoさん、ayakoさん。これに富士吉田まで張さんが、2合目への富士スバルライン入口まですずさんwakaさんが加わる。10:00、「ぱうぜ」を出発。河口湖手前までストレートに国道138で向かう間にすずさんwakaさん、そして張さんが離脱。
河口湖市街から勝山への裏道の途中からは、ほぼ昨日と同じ道だ。
昨日と違うのは、時間がもうすっかり昼に近づいていて、日なたが暑くて仕方無いこと。河口湖畔で湖面の涼しい風に助けられるのも束の間、長浜から先の坂では気が遠くなりそうになる程の暑さである。
西湖畔では昨日と違って北岸の県道21へ。昨日の静かな日陰の細道も良かったが、こちらも比較的木陰のある細道である。
青々とした湖面を左に眺めながら、西岩の外れで昨日と同じように樹海の道へ。なぜかここのアップダウン、地形図ではもう少し斜度とボリュームのある坂に読めてしまうのだが、みんなその印象は同じようで、「なんだ、全然大したこと無いね」などとおしゃべりしながら進む。
そのまま国道139へ、精進湖はパスして本栖から国道300で本栖湖畔へ。
空は晴れてはいるものの、富士山方面にはやや雲が多いが、本栖湖の湖面は相変わらず青々と、湖岸の山は緑濃く、影まで青く見えるほどの青い景色である。
湖西端、県道709分岐手前の展望台で少し休憩。湖面から吹いてくる涼しい風に少し人間らしい気分が戻ってきたものの、ちょっと水を飲むとやはり汗が一気に出てくる。
ひんやり涼しい中之倉トンネルを抜けると、再び明るい夏の真昼。定石通りに下りが始まった。
その下りの落ち込み方が、ただ事ではない。富士山裾野から一気に富士川の谷間へ下るその地形や、その一気に下る部分の落差が600mということは、地形図を見れば誰でもわかる。しかし、実際の急峻な落ち込み、山肌にへばりついた道の曲がり方は、やはり実際に通ってみないとそのニュアンスがわかりにくい程である。
切り立った山肌に張り付くだけあって、ところどころでこの急斜面を下りきってからさらに下ってゆく谷間と、谷間の道の展望は抜群だ。
時々道ばたに停まって、そんな光景を眺めてみるが、この落差にこの暑さ。見れば見るほど往路のアプローチには使いたくない道だ、等という会話が自然に出てくる。もちろん転んで飛ばされたら、まず助からないだろう。こんな所はさっさと降りるに限る。
一気に下るだけあり、今まででも十分暑かったのが、さらに輪を掛けて暑くなった。ここ数日で一番暑いという天気予報通りだ。おまけに谷底に下りきると、道幅が何だか拡がって、あまり木陰が無い。
途中の道の駅「しもべ」で昼食に時間が掛かり、再び下り始めたのは14:20。身延線の谷間に出ると、何だか妙に温度の高い、強い向かい風が吹いている。
駅で列車の時間をチェックすると、上手い具合に午後の列車の無い時間帯に填ってしまった。というわけで、というか予定通りに下部温泉でひとっ風呂、下部温泉は16:05発。
記 2006/10/14