湯河原→(県道75)しとどの窟広場→(白銀林道 途中から#2) 52km |
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10時前、薄曇りの湯河原を出発。コンビニに寄ったり私の仕事FAX送信等をこなし(すいません)、温泉街を抜けて椿ラインへ。
湯河原市街のバイパス、「町道オレンジライン」が崩落通行止めのせいか、温泉街の道はいつもよりかなり車が多く、窮屈な思いをしながら進みます。
それでも温泉街を抜け、オレンジラインとの合流点を過ぎ、奥湯河原で道がくるっと折り返してからは、いつもと変わらぬ椿ラインに。
しとどの巌まではだらだらと大きなつづら折れが続きます。沿道に植えられた真っ赤な椿の花も、3月も下旬となるとややくたびれ気味。空の雲は多少厚くなってきていましたが、所々雲の薄い部分から射す陽差しは力強く、まさしく伊豆半島の春の陽差しです。
登りの途中でロードレーサーがどんどん下ってきます。その中に、通過する一瞬だけちらっと見えた顔に、見慣れたニュアンスが。案の定、それはこたやんだったようです。ブラインドコーナーで前を横切ってしまい、お騒がせして大変申し訳ありませんでした。
椿ラインを登ると、標高が上がったためかちょりちょりだった椿の花びらにまだ若々しいものが増え、広葉樹の隙間からは初島が、その向こうにはうっすら伊豆大島のシルエットが見えてきました。しかし空は相変わらず薄曇り、春霞の遠景はいまいち見通しが利きません。
しとどの窟駐車場着は11:50。さすがに600m弱まで登ると周囲の気温は低く、強めの風が吹き付けています。登りの発汗で一度は脱いだ服を再び着込む間にも、すぐ身体が冷えてしまいます。時間はちょうどお昼。何人かの方が店開きしたそうにも見えますが、ここはぐっとこらえて小休止で留めておきます。
ここから県営林道白銀線ということになります。
駐車場の先から短いトンネルで尾根を抜けると、しばらく緩い下りが続きます。さっきのしとどの窟では、オートバイが意味無くふかすエンジン音で居ても立っても居られないぐらいうるさかったのが、車の来ない静かな林道は天国みたい。
取り付き辺りからなんとなくその気配はあったのですが、路面はここ2、3年より明らかにガレ気味。ちょっと大き目の石がごろごろ転がる登りでは、タイヤのグリップが悪くなり、時々降りようかと思うぐらい。
しばらく続くこのダート区間、大きく窪んだ山肌の等高線に沿って林道が進むため、けっこう先のはずの笹原が意外なほどすぐ向こうの山肌に見えています。それだけに、林道を進んでも進んでも実は湯河原からはあまり離れません。
記 2005.3/22