ぶどう峠から県道124・2で馬越峠へ 赤は本日の経路

2004.10/23
塩ノ沢峠・ぶどう峠・馬越峠 #2

下仁田→(県道45)楢原橋→(県道124)ぶどう峠(以上#1)
→(県道124)川又→(県道2)大深山→(県道88)原
→(県道106・村道)野辺山→(村道・国道141)清里
→(川俣林道・泉ライン・町道)小淵沢   116km

塩ノ沢峠南牧村側 登りの途中の平場 気が付くと周囲の山々が間近に

 峠手前では、道は山肌を巻きながらぐいぐい登る。前方には、この峠を訪れた人には有名な「だましの峠」が何回か登場する。尾根を巻いて向こうに消える道に、あそこが峠かと思ってしまうのである。

群馬県側の山々を見下ろす ようやく峠着 と思ったらまたまたフェイント 今度こそようやく峠到着

 13:00、ぶどう峠着。上州側はごつごつと険しさを感じる風景だったが、峠を回り込んだ信州側は、なだらかに視界の彼方へ下ってゆくカラマツの谷である。

逞しい群馬県側の山々とは打って変わっておとなしい信州側の風景 群馬県側を振り返る 木々がちょっと邪魔 再び信州側 カラマツのストレートな谷 おもむろに下り始める

 あまり身体が冷えないうちに、おにぎりを腹に押し込み、峠を出発。

ブラインドコーナーは多いが比較的するするっと下ってゆく カラマツ林の下り

 紅葉の山腹を谷底へ急降下、その先は相木川沿いのカラマツの森林だ。朝晩めっきり冷え込むようになり、今日も日中これだけ気温が低いのに、まだカラマツの紅葉は始まっていない。普段はこんなに寒くはないのだろう。妙なところで今日の寒さと曇りに恨めしさを感じる。

どんどん下る 種皮が開けるとちょっと寂しげな佐久の風景 やがて集落が断続

 薄暗い森の中、時々速度を抑えるぐらいでするするっと下ってゆくと、少し谷間が拡がって集落に出た。斜面の畑、家並み、周囲の里山部分はすっきりと整った風景だ。この季節にして既に少し寒々しさを感じる、佐久の山間らしい雰囲気である。「白岩」の地名に地図を見ると、まだまだ先が長そうだ。

どこまで下っても相変わらず寂しげな佐久の谷 集落が終わると林の中 または畑の中 次第に集落が大きくなる 道も広くなってきた 川俣の分岐 ここから再び登り 馬越峠へ

 相木川沿い、断続する集落の間をどんどん下る。谷の先に小海方面の拡がりを感じられる位まで降りたところで、14:00、川又着。ここで県道2へ分岐、馬越峠を経由して川上村に向かう。

川又から県道2・馬越峠・野辺山経由で小淵沢へ 赤は本日の経路 南相木村・馬越峠への県道2
南相木村中心の中島 南相木川は前日の大雨で濁流どばどば

 昨日までの大雨で増水している南相木川に沿って、集落が断続する谷を遡る。程良く狭い谷間の道は広いが、交通量は少なく、比較的落ち着いて走れる。空にはますます雲が増え、もはや朝の青空が信じられないぐらいに薄暗くなってきていた。峠から下ってはきたが、まだ1000m程度の標高のせいか気温も低い。やはり今日は厚着で正解だった、と思った。

中島の外れからぐいぐい登り始める 斜度が一段落して麓の集落に この先から登り始め 蕎麦屋に心惹かれるものが

 役場のある中島の盆地状の広がりを抜け、記憶通りの10%の坂でぐいっと高度を上げる。曇り空の下、畑、森、山の形も谷間の雰囲気もすっきりした佐久の山間、やはりこの季節だと少し寒々しさを感じる。

南相木川 上流方面 結構堪える激坂が続く 周囲が開けて立原の集落に そんなことにはお構いなしに激坂が続く

 湖というより池のような立岩湖の先、「川上村」の標識に従って曲がると、本格的登り区間だ。取付部のカラマツ林を過ぎ、その上の立原の集落の中でも、まだ厳しい登りが続く。

周囲は開けて畑が拡がる

 畑と農家の間から、紅葉に彩られ始めた周囲の山々が見えた。行く手の馬越峠もよく見える。下から眺めると何だかとても近くにあるように見える。

集落の隙間に向こうの山々が見える 牧草地 再び峠らしい風景の登り区間 坂が厳しいだけあってもうあんなに谷間が下に 稜線が近づいたように見えるがまだまだ登りが続く

 しかし、その先には、広葉樹林に前回の記憶通りしばらく登りが続いた。

木々の合間に時々谷間が見える 次第に風景も寒々 カラマツが目立つ 峠手前でまたまた拡がる谷間の風景

 15:50、馬越峠着。
 雲はそう低くないが、相変わらず、いや、更に空は暗い。この季節の16時前、晴れていても夕方ムードに違いない。気温も低く、峠から見下ろす下界の高原野菜畑も薄暗く、気分はぱっとしない。

カーブの向こうは馬越峠 切り通しの岩の間の峠 峠から見下ろす川上村の高原畑 登りの後は例によってすぐ下り

 おにぎりだけ食べて、下り始めると、カラマツの間に先の高原野菜畑がちらちら見え隠れする。

木々もまばらな狭い道 カラマツの隙間にちらちら高原野菜畑 やはり前日の大雨の影響で路面に雨が流れる どんどん下る 森を抜けて畑の上っ縁へ 大深山

 千曲川の谷間、大深山で県道88に合流。

原 野辺山方面へ曲がる いくつか谷を渡る

 県道106を経由し、野辺山方面へ足を進める。八ヶ岳の裾野の、広々と北海道のような高原野菜畑森の中、淡々と進む。

川上村から野辺山の台地に登る 森の中のアップダウン 途中から小海線と平行、だらだら登り続ける

 16:25、野辺山着。雲が厚いせいで辺りはもうすっかり夕方の暗さである。

北海道みたいな高原野菜畑が拡がる 野辺山通過、JR沿いに進む 最高地点脇あたり ここから清里まで国道141

 甲斐小泉ですっかり真っ暗になった。小淵沢への静かな農村の細い下り、時々道を間違っていないかどうか心配になった。まあそれでも何回か通っている道、唐突に小さな町らしい灯りが現れたと思ったら、目の前の土手の下が中央本線。
 その300mぐらい向こうに、駅の灯りが見えた。

 18:00、小淵沢着。ここまでずっと名物駅弁「高原野菜とカツの弁当」を希望に進んできたが、生憎本日の弁当はすべて売り切れとのこと。仕方無い。
 そのまま電車の時刻をチェック。と、18:05に特急あずさが出てしまう。時計を見ると、あと3分。間に合わない。その後は19:15のスーパーあずさである。1時間以上後になってしまうが、まあ腐ってもスーパーあずさである。これで手を打とう。
 のろのろ自転車を解体していると、アナウンスがあった。18:05発予定の特急あずさは、長野県の地震でまだ松本を出発していないとのこと。余程大きな地震だったのだ。最近連続した台風、大雨の崩落を心配しているのか、とも思った。
 結局、あずさがやって来たのは、19時20分過ぎ。

 車内では、地震の影響で、上越新幹線と上越線が全面ストップとのこと。この時点で、長野県より新潟県の方が地震の影響が大きかったことを知った。上越新幹線が全面ストップというのも珍しい。まだそんな程度の認識だった。
 帰宅後、母からの「無事、心配無い」という留守電に驚き、テレビを付け、ようやく新潟中越地震を知った。

記 2004.10/31

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Last Update 2005.1/1
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