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2003.5/24
大弛峠・三国峠・
中津川林道・八丁峠
#2

塩山→(県道38・国道140)窪平
→(県道210)杣口
→(杣口林道)金峰牧場
→(川上牧丘林道)
川端下(ここから#2 ここまでは#1へ)
→(川上牧丘林道・村道)梓山
→(県道68)梓山
→(林道梓山線)三国峠
→(村道13)中津川
→(県道210)大黒
→(林道金山志賀坂線)志賀坂峠
→(国道299)西武秩父
140km


 歩行者に気を付けながら、緑一色のカラマツの中の舗装区間を下りきり、道が拡がると、周囲が開けて高原野菜畑の中の道になります。更に下って、梓山のいつもの商店には12:40着。たまたまやってきた郵便屋さんに尋ねます。
「すいません、自転車の集団いませんでした?」
「あ、いましたよ。15分くらい前かな」

唐突にに道が広くなり周囲が高原野菜畑に 大弛峠を振返る 開けた高原の道  秋山 秋山 梓山の集落 新緑の林の中を行く

 梓山発は12:45。集落の外れから畑の中を進むと、すぐに林道梓山線、三国峠への道が始まります。木々自体は密ですが下の枝が少ない木が多く、新緑の色もあって、開放感のある森の道をしばらく登ります。
 峠まで5/4ぐらいを過ぎたころ、森の向こうに自転車乗りの影が見えてきました。遠目にも一目でわかる、いつものあやしい格好をした岩田さんです。カーブの向こうにもみんなが待っています。というわけで、めでたく岩田野辺山隊に合流。みんなで三国峠に到着できました。13:55。
 三国峠は比較的雲が多く、楽しみだった埼玉県側の逞しい山々、落ち込んだ谷の風景も半分も見えない状態。でも、山の中を巻きながら下ってゆく中津川林道は何とか見え、これからしばらく続くダート下りに向け、気分が盛り上がります。

橋を渡るといよいよ峠道 明るいカラマツ林 高原野菜畑を眺める 峠に近づくと周囲が開ける 岩田野辺山隊のみんなと合流 峠に到着 あまりにも有名な三国峠定番アングル 眺めはイマイチ ちょっと残念 偉そうに講釈してるのは誰?まあ、それでもいつもの三国峠の風景ではある 
は岩田さん撮影

 GPSログを再びカシオペアに移し、14:05、昼食体制に入った皆さんと再び別れ、八丁峠に向かいます。
 山腹区間の中津川林道は良好な路面状態で、まるで新緑のトンネルを抜けて行くようです。木の間からは周囲の山が間近に見えます。時々木々が切れて視界が広がると、切り立った岩山に張り付いて空中を下ってゆく行く手の中津川林道が見渡せ、改めて高度としてはかなり危険な場所にいることを思い出します。
 天気は陽射しが出たり消えたりくらいの薄曇り。陽射しが当たった新緑の美しさは格別で、この時期に来て良かった、と思わせられます。

拡がる山々、落ち込んだ谷 走りやすいダート ブラインドカーブが多い 道自体には安心感はあるものの… 延々続く空中の道が見える 尾根近くから山腹へ どこまでも山深い谷 相変わらずダート下り 十文字峠からの道と合流 珍しい林道のオーバークロス 岩肌が荒々しい 太陽が出てきた 岩山に張り付いた道

 中津川の谷に降りるとやや路面に石が増えますが、斜度が落ち着いてきて順調な下り。この辺まで下ると、もう日差しがまぶしいくらいに天気は回復して、まぶしいような明るい色の新緑の中をひたすら下ります。

ようやく川沿いに降りる でもここからも長いのだ まだ続くダート 山の中 谷底の道 路面状態は悪くない ようやく王冠のキャンプ場に到着 ちょっと一息 ニューサイ写真でも

 中津川の集落を15:00過ぎに通過し、八丁峠への分岐着は15:15。これだったら大丈夫、というわけで八丁峠へ向かいます。
 切り立った岩に挟まれた渓谷を抜けると、鉱山施設が出現。ここから谷間の川沿いにダートが伸びていて、「林道大滝上野線」と看板に書かれています。地図で上野村まで全通していないようなのですが、「上野村」名義の看板が立っています。ひょっとして全通しているのかもしれません。
 そっちへは進まず、そのままトンネルを抜け、更に現れる鉱山施設を過ぎると、一部の人々に「最終補給所」と呼ばれる自販機があります。ところが今回見たら、清涼飲料はあったのですが、某飲料はありませんでした。2年前はたしかまだ売っていたと思いますが…

ようやく中津川まで降りてきた 秘密基地のような八丁峠への分岐のトンネル 垂直に切り立ったすごく高い岩の間の細道 GPS電波受信不可 鉱山出現 最後の峠道区間へ 八丁峠到着 とりあえずニューサイ写真

 八丁トンネルを抜け、峠のあずまや着は16:40。
 いつものようにちょっとガスっぽい空の中の展望が見事です。これから向かう林道金山志賀坂線が、怖いぐらいの切り立った山に張り付いてぐいぐい下って行くのが見えます。楽しみだったあずまや奥の泉が枯れてしまっていたので、特に何かするという訳でもなく、一息付いて下り始めます。
 下りながら時々振り返ると、空の中にバーンと八丁峠の岩山がそびえ立っています。昔はあの切り立った山を山道でこえていたのだ、と改めて驚きます。そのたくましさ、急峻さは、さっき三国峠で見た埼玉奥秩父の山々と共通していて、そう考えると金山志賀坂線も、何だか中津川林道を完全舗装化したみたいに見えます。志賀坂峠から登るとすざまじくそびえ立っている八丁峠の険しさの理由を、ちょっとだけ理解した気分。

ガスの中の展望 もう少し見えればいいのに… タイトなつづら折れ ぐいぐい下る さっきまで居た八丁峠が見える ごつごつした山 ぎざぎざの稜線 志賀坂峠到着

 志賀坂峠で国道299に合流。ここからトンネルの向こうに行くだけで、山梨長野埼玉+群馬県の4県巡りコースだな、と思いながら、そのまま直接小鹿野へ下り、西武秩父着は18:30。18:26の特急が行ってしまった直後でした。

記 2003.5/25

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Last Update 2004.2/14
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