2006.1/29 さきたま風土記の丘 |
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本川越→(市道・町道)大屋敷→(県道155 さいたま武蔵丘陵森林公園自転車道)北下砂 |
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激寒の今年の冬ですが、この日はたまたま寒波の合間で、事前の天気予報は日中暖かとのこと。果たして、最初から最後まで関東平野のど真ん中というのに、陽差しも風も暖かな1日でした。
9:30、本川越発。久々にやまたつさんも登場。
例によって川越街中の裏道へ。裏道から裏道へ、何度かくねくね曲がると方向すらわからなくなってしまうのはいつものさんぽさんOFFの通り。でも、次第に周囲は開け、行く手に現れた川越工業地帯を抜けると、そこは荒川と入間川の分岐辺り。
入間川にいくつか残る沈下橋(っぽい橋)の一つを渡ると、周囲はもうすっかりのんびりした農村風景。そのまま荒川サイクリングロードへ。
ほんの少し横風はありますが、快晴の青空と、この季節の関東平野にしちゃ暖かな陽差しのおかげで、荒サイはなかなか快適。広々とした関東平野の奥には、外周の山々もぐるっと顔を見せます。秩父、上州、赤城榛名…。
途中では何とTedさんが待ち構えていました。この道しかないだろうから、それっぽい道を逆走してきたとのことですが、外様の私にはどう考えても奇跡的に出会えたようにしか思えず、ひたすらびっくり。さすがは地元。
荒サイを降りて、何故かなみなみと意外なほど水量豊かな武蔵水路沿いに北上。北鴻巣で高崎線を越えると、まもなく水路沿いにさきたま遊歩道が始まります。
そのまま上越新幹線をアンダークロス、少し進むと目的地のさきたま古墳公園風土記の丘に到着です。
奥の山古墳の脇から鉄砲山古墳へ。日なたの芝生は本当にぽかぽかなのですが、そろそろ皆さん空腹で居ても立っても居られません。そこでちょっと足を伸ばして行田市へ。インターネット情報とは裏腹に、日曜日の商店街は恐ろしく人気がありませんでしたが、駅前で聞いた蕎麦屋「一茶庵」へ向かいます。陽差しは暖かとはいえ、さすがにうどん・蕎麦は身体を温めてくれます。
食後は再びさきたま古墳公園風土記の丘へ。
まずは丸墓山古墳。登る前までは、ちょっと小高い丘に登るだけかなという感じでしたが、登ってみると関東平野が一望。いかに関東平野が平たいか、その平野の中でいかにこの古墳が突き出ているのかが実感できました。
ここで午後から用事があるとのことで、Tedさんが離脱。道案内ありがとうございました。
しかし冬で乾燥した空気は澄み切って、間近に見える山々はほんとに見事。特に谷川岳や男体山、筑波山までぐるっと一望、しばし見入ってしまいます。古墳頂部広場の外周には桜の木が植わっていて、「花見シーズンには奪い合いだね」等と話が出ます。
その次は稲荷山古墳。ここからは周囲の古墳群がよく見えました。振り向くとどこまでも拡がる関東平野。その中にぽこぽこ突き出した古墳群はとても不思議な眺めです。
ここで突如呼び出しの電話がかかってきたやまたつさん、哀愁を背中に漂わせながら帰路の途へ。また次回。
最後に民家園へ寄り、移築農家の縁側で一休み。気がつくとそろそろ14時、自走帰路へ出発することにします。
この季節、午後になるともうすっかり周囲は真っ赤っか。午前中の小春日和とは裏腹に、影の長い辺りの景色には冷たいニュアンスが漂います。でもまあ、その寒さにもそう迫力はありません。
来た道を順当に戻り、広々とした荒サイを淡々と南下。のどかな景色は15時を過ぎてますます真っ赤っか。何となく気が急くような、のどかな景色なだけにちょっと寂しい関東平野の田舎道。荒サイもなかなか味わい深いですね。
入間大橋でayakoさんと別れた3人、やはり毛細血管のように細かく複雑な裏道を淡々と川越へ。
16時過ぎ、喜多院経由で無事本川越に到着。
ここでずっと楽しみにしていたホワイト餃子へ向かいますが、駅前のホワイト餃子がどうもあまり落ち着かない店構えです。というわけで、焼鳥「Big(大)」へ。この焼鳥屋、なかなか雰囲気と出し物のバランスが良く、まだ明るい内から呑めるヨロコビをたっぷり味わえる店でした。
あまりに良かったので、実はこの翌週同じメンツでまた同じ店に集まったのでした(笑)。
記 2006.2/19