2004.7/4
一ノ瀬高原

赤は本日の経路 灰色は過去経路

奥多摩→(国道411・奥多摩むかしみち)高橋
→(一ノ瀬林道)高橋→(国道411・奥多摩むかしみち)青梅
→(都道29)羽村取水堰→(多摩川サイクリング道路)熊川
123km
募集要綱・帰着報告

丹波の町中 ツーリストにはお馴染み湧き水流しで休憩

 川越から自走で到着のさんぽさんと、予定通り8時奥多摩駅出発。
 「東京最西端」のコンビニで補給後、まず奥多摩むかし道へ。地元おじさんに道を聞いて国道411脇から細道に分岐すると、すぐに杉林の鬱蒼とした森の中へ突入。

奥多摩出発 小留浦で分岐 地元おじさんに道を聞いて狙いを定める 林が終わると小集落 上は廃鉄の鉄橋
細道に入り込む 杉林の中を行く

 多摩川の渓谷を見下ろす森の道、小集落、はたまた状態のいいダートが、次々入れ替わります。

集落からダートへ 入口で記念写真 ダート突入 くねくね細ダート
再び舗装に 何度か集落と森の道が断続 左は多摩川の渓谷

 奥多摩湖の手前、国道411へ登る道の途中、谷を渡る橋から幽玄とした雰囲気さえ漂う谷が見渡せます。木々の間に今まで来たむかし道を見下ろしつつ、「何も遠くに行かなくても近場でこんなに良いところがあるじゃん」という話に。

周囲が開けるとまもなくむかしみち終点近く 上を走る国道からは眺める余裕が無かった谷 むかしみちを眺め降ろす
そのまま少し直進 小河内ダムを見物 奥多摩湖へ登ってきた

 奥多摩湖面の涼しい風を受けながら西端の留浦で休憩、9:05に出発。

湖岸を快調に走る でもそろそろ気温は鰻登り 西岸近くまでやってきた ここからすぐの留浦でちょっと一休み 再び出発 まもなく登り再開

 この頃になるとぐんぐん気温が上がり、頭上が開けた登り基調のアップダウンに多少つらさを感じるようになります。でも、逆に言えばこの時間にこの辺まで来れていることが有り難く、何より深く落ち込む渓谷の風景が感動的です。

あっという間に深くダイナミックな渓谷が拡がる 日陰が有り難い さんぽさんぐいぐい先行 見下ろす保之瀬の集落 民宿もある 楽しそうな谷間

 途中の保の瀬では谷間の集落を見下ろせます。中には民宿もあり、山深い佇まいに一度ここで泊まりオフでも開いてみたい、等と思わせられます。

保之瀬の物産センター 生わさびが激安 帰りに購入 まもなく丹波の外れ"" 丹波が見えてきた 道も一端下り出す

 9:45、丹波着。町中の国道脇にはいつも楽しみにしている沸き水の洗い場があり、ここで水を汲んだ後、近くの寺で少し休憩。
 軒下の日陰から、雲一つ無い真っ青な空に緑の山々が見えます。国道脇のデジタル温度表示ではもう29℃とのことでしたが、さすがにここまで来ると山間の谷間の風にはそこそこ涼しさが感じられます。さんぽさんと「夏休みの風景だー」「ほんとですね」等と話しつつ、なかなか腰が上がりません。

町中で給水 路地を入り込んだお寺の軒下で休憩 青い空、緑の山々 夏休みの風景 再び出発

 10:05、丹波発。ここから再び渓谷をさかのぼる1本道になります。意外にもまだ自動車はあまりここまでは来ていないようで、意外に交通量が少ない道をのんびり進みます。沢登りの団体客が意外に多かったのにはちょっとびっくり。
 丸川峠方面への林道を興味津々で眺めつつ、更においらん淵へと足を進め、渓谷がダイナミックに曲がりくねり始めると間もなく一ノ瀬林道への分岐に到着。

谷間の1本道が続く この辺りまで来ると大分涼しい 渓谷が蛇行し始めるとトンネルも出現 おいらん淵辺りから渓谷が更に蛇行
ここまで来ても気温は上がってきたが、日陰も多くて助かる 覆道も山の国道らしい

 甲斐大和から柳沢峠を越えて合流を目論むできさんを少し待ち、11:15、出発。今までより厳しい登りが続きますが、あっと言う間に国道411を下の方に見下ろせるぐらいまで登ってしまいます。
 谷間を見下ろす登りはこのコース最大のハイライト。紅葉の季節は、山も谷も燃えるような色に染まるのですが、今回はボリューム豊かな緑色。木陰も多く、谷間から吹いてくる風は涼しく、厳しくも楽しい登りです。

一ノ瀬林道分岐 再び登り出すとど迫力の渓谷が さんぽさんは冬にここを下の川まで降りて対岸の沢登りに行ったことがあるとのこと 人間じゃない… 木陰の多い道
しばらく一休み 激坂をぐいぐい登るさんぽさん

 その深い谷底の川が一気にすぐ近くまで登ってきて、二之瀬を通過。多少落ち着いた廃屋の脇で休憩していると、できさんが降りてきてめでたく合流。柳沢峠を越えて逆回りで一ノ瀬林道に入り、合流点の300m先でしばらく待っていてくれたそうです。
 ちょうどその時お昼の時報が。

見事な渓谷 秋は全山真っ赤っかに この辺りで谷が一気に登ってくる もうすぐ三之瀬 三之瀬のキャンプ場付近 できさんと合流 良かった良かった

 できさんは逆走になってしまいましたがそのまま登り、2000年のできさんOFF「多摩川源流オフ」で泊まったことがある「民宿しゃくなげ」で、蕎麦で昼食。「体力を使うので」とおばさんに気を遣ってもらい、いろいろおまけがてんこ盛りでした。

民宿しゃくなげ出発 外のベンチで涼しい風に吹かれて山の手打蕎麦で昼食 一ノ瀬林道を更に登る

 13:10、民宿しゃくなげ出発。昼食の間に空には雲が拡がっていましたが、風が止まっていたためか逆に少し蒸し暑くなっていました。

森の道が続く 高原の林道をのんびり進む まもなく犬切峠展望台

 森の中を抜け、犬切峠手前の展望広場でさっきまでいた三之瀬の「民宿しゃくなげ」を眺めながら、コーヒーを沸かします。
 風は止まっているとはいえやはり涼しく、下界の暑さが想像されます。

犬切り峠展望台より さっきまでいた三之瀬も見える 民宿シャクナゲの水でドリップコーヒーを飲む 犬切峠をかすめて下り再開 こっちは閉鎖的な道 さっきの登りが素晴らしすぎて印象は薄い

 13:55、展望広場発。
 一気に急降下して国道411に合流。そのまま下り続けます。途中で最近恒例となりつつある私のチューブトラブルパンクを挟み、丹波渓谷へ下りきってから林道合流点を通過(できさんは何だか自動車とバトルしたそうでしたが…)。

国道411に合流 つづら折れで一気に渓谷を降りる辺り この手前でパンク 大分下って沢井辺り 石川酒造へ向かってひたすら下る

 丹波着は14:15、留浦着は14:40、奥多摩通過は15:15。終着点は福生の石川酒造でした。

記 2004.7/5

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Last Update 2004.8/5
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